七転び八起きブログ

好みの曲に似たのを探す二大サービス Last.fmとPandoraの差って。

2006年03月19日   :: Webサービス

http://www.stevekrause.org/steve_krause_blog/2006/01/pandora_and_las.html自分の好きなアーティストとか、ジャンルを選ぶと、それに似てるであろう曲を延々と流してくれるインターネットラジオがあります。

その2大巨頭が、Last.fmPandora
後者は実は今始めて知ったんですけれども、前者のlast,fmは職場でもよく聞いてます。もし、新しく面白そうな音楽ジャンルを発掘したい派の人で、まだこの辺りを使ったことないって言う方は、是非是非。面白いですよっ。

Googleで「Last.fm」で検索すればたくさん記事が出てくると思うので
そっちは、そちらにおまかせということで。
  #last.fm - Google 検索


んで、この2大巨頭なのですが、似たような音楽を探してくるメカニズムが違っているみたいです。
その辺のことを解説しているのが、Steve Krause氏のこの記事。

Pandora and Last.fm: Nature vs. Nurture in Music Recommenders

この記事によると…、

  • Last.fmはいわゆるソーシャルな仕組みで、それぞれのユーザーが聞いている曲データを収集して、それらの情報から、どうやらこの曲とこの曲は近そうだぞ、みたいなことを推測している。
  • Pandoraは、曲それ自体の旋律や曲調、オーケストレーションみたいなとこから曲の関係性を出してる。

ということらしいです。

この辺が、「Nature versus nurture」つまり「生まれなのか育ちなのか」みたいなテーマに結びついて、この記事の中で色々意見が述べられています。なるほど、そういう見方もあるんだなぁ、と素直に関心。

つまり

  • 「生まれ(nature)」が、Pandora。その曲が作られたときにもともと持ってたデータでフィルタリングとかしているから。
  • 「育ち(nuture)」が、last.fm。それが人々の間でいかに扱われたかが元だから。

という感じですね。なーる。


この記事は、その後には Last.fm と Pandora それぞれの持つ欠点と利点などが続きます。

例えば、Pandoraは、たとえば新曲が発表されても、それを解析してDBに加えるまでにタイムラグがどうしてもでてくるけど、Last.fmはユーザが何とかしてくれる、みたいなとこですとか。

Last.fmは、確かにユーザが色々勝手にコンテンツを維持していってくれるけど、ネットでLast.fmを使っているという時点で、やっぱり特定の趣向の集団が多くを占めているわけで、
そのため、中々本来の意味でイーブンにならないという欠点もあるよ。
なんていう、ソーシャルブックマーク系が抱える問題も話題に上がってます。


印象に残ったのは、やっぱりサービスって言うのは提供者の思想が大きくその形に現れてくるんだな、っていうことでした。Pandoraの方はもう分かりやすくて「The Music Genome Project 」っていう思想が、そもそものスタートになってるので、このサービスはぬべなるかな、という。

現実の商売にしてもネット上のそれにしても、引っ張っていく人間の思想みたいなものがやっぱり意識的・無意識的にでてくるですね。

ちなみに、個人的に両方使ってみている感じでは

  • Pandora は、本当に同じような曲調でつないでくれるので、こういう曲調でしばらく暮らしたいんだよ!とか、いろんなシチュエーションのBGMとかに向いていると思います。それに、曲調最優先で、似たようなアーティストを探したいって言うときにも、かなり良いと思います。
  • 対してLast.fmの方は、わりと振れ幅が大きくて、色々なジャンルの曲が流れてきます。 自分で「この曲好き」「嫌いじゃないけどスキップ」「聞きたくない」っていうフラグ立てが出来て、どんどん次の曲に行けたりするので(最近はサーバも速いし)開拓派の人には絶対こっちの方がいいかな、と思います。

そんな使い分けが、今のところユーザとしてはいいかな、と、個人的には。
そして、思想としてPandoraのThe Music Genome Project に、興味深深です。

おや、AMG Tapestryなんていうのもあるみたいです。この記事が詳しいですよ。「ichiの備忘録: Pandora, Last.fm and Tapestry...


ちなみに、Pandoraのアプリケーションについてはこっちの記事をどうぞっ。
http://www.7korobi8oki.com/mt/archives/000105.html

【関連リンク備忘録】
 ・ichiの備忘録: Pandora, Last.fm and Tapestry...
 ・AMG Tapestry
 ・Using collaborative filtering to weave an information tapestry
 ・too high: PandoraとLast.fmの違いは?


Macが72ppiでWindowsが96ppiなのはなぜなのか?

2006年03月14日   :: Design

fontblog.jpgこないだも紹介しました、ClearTypeの著者のブログの記事なのですが
 #fontblog : Where does 96 DPI come from in Windows?
 
なんで、この解像度の差がついたのか、
というか、なんで現在のWindowsは96ppiを採用しているのか
という記事です。

まず、Macが72ppiである理由はいわゆるWYSWIGのお話で、
「画面上で10ptに設定したらそれは紙の10ptと同じ大きさになるよ」、
ということでした。

最初に出たMacintoshの512×342という解像度が前提ですが
印刷物と画面表示を全く同じにしよう、という思想のもとに72ppiが選ばれたみたいです。著者は「特に理由も無く(arbitrary)」なんて言っておりますが。

で、なぜwindowsは96ppiかというと、さっきのMacの思想と違って
「人間がモニタを見るときの距離は、人間が本を読むときの距離より3分の1くらい位遠い」という思想のもとだそうです。


だから、72の3分の1の24を足して、96ppiにしたそうです。


なーる。

っていうことは、もっとモニタが大きくなって、自然と画面との距離が離れていったら、将来は108ppiとかになるのかもしれませんね。

人間はどうやって単語を認識してるのか

2006年03月10日   :: Design

fontblog.jpg参照先:fontblog : Rscheearch Shmecsearch

さっきの記事の ClearType の作者のブログ「fontblog」の記事なのですが、
人間が単語を認識する時、単純に頭から後ろに読んでるのではなくて、単語単位でまるっと見て認識してるっていう話です。

例として上がっている文章がこれなのですが

Aoccdrnig to rscheearch at Cmabrigde uinervtisy, it deosn't mttaer waht oredr the ltteers in a wrod are, the olny iprmoetnt tihng is taht the frist and lsat ltteres are at the rghit pclae. The rset can be a tatol mses and you can sitll raed it wouthit a porbelm. Tihs is bcuseae we do not raed ervey lteter by it slef but the wrod as a wlohe.

よく見ると(よく見なくてもあれですけど)それぞれ微妙にアルファヴェットがおかしいです。
でも、何か読めちゃいますっていう。

あんまりアルファヴェットをずらす距離を大きくしてしまうと、認識率が加速的に下がって、しまいには分からなくなってしまうそうですが、この位だと、普通に読めてしまう。

デザインの仕事をしてると、人間の認識の仕方みたいなのにどうしても興味が沸いてしまうので
中々興味深いなー、と感じました。

また、このブログから紹介されてるページでMicrosoftの

The Science of Word Recognition

なんていう記事があります。「単語認識の科学」

導入だけ読んだ感じでは、それまで主流だった「word shape model word recognition」から最近は「letter recognition model」になってきているとのこと。

後で時間が出来たら追記していきたいと思ってます。

次バージョンWindowsは、ClearTypeも進化しているらしい

   :: Webその他

ClearTypeを開発してるBill Hill 氏によると、
 #IEBlog : ClearType in Internet Explorer 7
Internet Explorer 7のClearTypeにも色々変更が加えられている様子。

自分は制作屋なので、あんまりリッチな環境で見てるとまずいということで、
アンチエイリアスとか全部切っているので、普通のアンチエイリアステキストとClearTypeの差はあまり知らないのですが、Bill Hill氏いわく

認識精度の17%アップ
読むスピードが2%アップと読解力の向上

が見込まれたそうです。
文字が認識しやすいかそうでないかっていうことは、読解に充分大きな影響を持っているという実感は充分にあるのですが、具体的にその中でどの辺の要素がポイントになってくるのでしょうかね。自分には今は思いついてません。

fontblog
http://blogs.msdn.com/fontblog/

なんかもあるので、考えておかないといけない問題だと認識中。

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